2018年9月の山田町から大槌町

 2018年9月5日から7日まで,岩手県下閉伊郡山田町および上閉伊郡大槌町にて,商業機能の復興に関する調査をさせていただきました。FDs(フードデザート)問題研究グループのみなさんと一緒に,山田町社会福祉協議会の方からは,仮設住宅および災害公営住宅で暮らす高齢者の方々の現在の生活の様子をうかがいました。また,山田町商工会の方からは,復興計画から現在までの商業機能の変化について教えていただきました。

 また,山田町から大槌町までを訪問させていただき,現在の街並みの様子を撮影させていただきました。以下でご紹介いたします。

 

 

 

高台から見下ろした山田町。画面奥が,山田町の山田駅周辺部です。

 

 

山田町役場の前です。手前に見える側溝が,盛り土をする前の地面。画面奥に広がる住宅地が嵩上げをされた場所であることがわかります。

 

 

画面奥が,山田町の災害公営住宅です。災害公営住宅のすぐ前には,「オール」と名付けられた商店街(びはんさんと個人商店からなる)があり,買い物に便利な場所です。また「オール」は山田駅にも隣接しており,鉄道も利用しやすい立地となっています。

 

御蔵山から山田湾を望みました。防潮堤により海は見えません。

 

山田駅です。駅舎はまだ基礎しかできていませんが,ホームなどができてきました。

 

 

山田町の交流館の南には,温泉もできました。汗を流すこともできますし,宿泊もできます。

 

 

オールの駐車場。133台駐車することができます。画面奥は銀行。買い物と同時に銀行での用事も済ますことができます。

 

 

大槌町吉里吉里の防災集団移転団地。ここは,らふたぁヒルズの下に新設された団地です。ほぼ全ての区画で住宅の建築が終了しています。

 

 

この団地の最も海側の一列は,震災前からあった住宅。1階は津波に浸かりましたが,修理して使っています。

 

 

釜石市鵜住居に新設された,ラグビー場。2019年のラグビーW杯で使用される予定です。

 

 

釜石市の根浜海岸。宝来館前の海岸です。画面奥は,根浜地区の防災集団移転団地です。

2018年6月30日の吉里吉里

 2018年6月30日にゼミ生有志とともに吉里吉里を訪問しました。2018年4月に吉里吉里公民館が開館し,公民館を中心として新しいまちづくりがスタートしています。今回の我々のミッションは,復興支援活動の第2章を吉里吉里のみなさんと一緒に築くことです。午前中は,公民館長の芳賀博典さん,天照御祖神社の藤本俊明さんと一緒に,大槌町各地の復興の様子を巡検し,午後は吉里吉里の街を歩きました。また,6月にボランティアセンターの学生さんが植えた花に水をあげ,公民館を清掃させていただきました。